一生に一度の成人式では、自分らしい個性を表現できる振袖スタイルで参加したい方も多いはず。
振袖にブーツを合わせたコーディネートは、スタイリッシュでおしゃれな印象で周りとちがった振袖姿を目指す方に人気です。
今回は振袖とブーツのコーディネートについて、基本的な考え方から振袖に合うブーツ選びや着こなしのポイントを詳しく解説します。
- 成人式で振袖にブーツを合わせるのはOK?
- 振袖に合うブーツの選び方のポイント|丈やデザイン
- ブーツが似合う振袖のデザインは?
- 振袖×ブーツをかっこよく着こなすコーディネートのコツ
- 振袖にブーツを合わせる時の着付けの注意点
- 花てまりおすすめ!振袖×ブーツのコーディネートTOP3
「成人式でブーツを履きたい!」と決めている方にむけて、ブーツが似合う振袖のデザインも紹介します。
振袖×ブーツの組み合わせが気になっている方は、ぜひ最後までご覧ください。
成人式で振袖にブーツを合わせるのはOK?
振袖にブーツを合わせることについて、成人式においては賛否両論あります。
振袖×ブーツの組み合わせの基本的な考え方やルールについておさえておきましょう。
成人式であれば振袖にブーツはOK
成人式であれば、振袖にブーツを合わせるスタイルもOKといえます。
本来はフォーマルな場面である成人式ですが、近年では個々の個性を活かした振袖スタイルが注目されています。
自分らしいおしゃれを楽しみたい、他の人とは違う印象で振袖を着こなしたいという方には、振袖にブーツを合わせるのも選択肢の一つです。
成人式を自由度の高いイベントとしてとらえるのであれば、振袖にブーツを合わせてもOK。
一方、人生の節目の正式な式典としてのぞみたい場合は、伝統的な草履が望ましいでしょう。
成人式以外で振袖を着る際は、注意が必要です。
例えば結婚式や結納などの格式を重んじるシーンでは振袖にブーツはNGです。
成人式・卒業式でブーツを履く人の割合
実際に成人式でブーツを履く人の割合は、全体の約1%未満とごくわずかです。
一方で、卒業式では半数以上の方が袴にブーツを合わせます。
振袖カタログでは振袖とブーツのコーディネートが増えていますが、実際に成人式でブーツを選ぶ人はごくわずかです。
「自分らしい個性的な振袖姿で成人式に出席したい」「人とかぶりたくない」という方にはおすすめの選択肢といえます。
一方で、卒業式での袴とブーツの組み合わせは広く浸透しており、多くの方がブーツを選びます。
女学生が袴にブーツを合わせる文化は明治時代からあり、歴史が長いことが理由の一つと言えるでしょう。
振袖に合うブーツの選び方のポイント|丈やデザイン
振袖に合うブーツを選ぶ際には、丈やデザイン、素材などに注意が必要です。
洋服に合わせる場合とはちがった選び方のポイントがあるので、以下を参考に選んでみてください。
【振袖に合うブーツの選び方のポイント|丈やデザイン】
- 丈はミディアム~ロングがベスト
- デザインはきれいめシンプルかつ振袖に合う色を選ぶ
- 金具がついたタイプはNG
1.丈はミディアム~ロングがベスト
振袖に合わせるブーツの丈は、ミディアムからロングがベストです。
振袖でブーツを履く場合は、通常よりも振袖の丈を短めに着付けます。
そのためショートブーツなど丈の短いブーツだと歩いているときに素肌が見えやすく、せっかくの振袖姿が美しく見えません。
ふくらはぎの真ん中辺りまで丈のあるブーツであれば、動いている時にも肌が露出せず優雅な印象で振袖を着こなせます。
成人式は真冬の開催が一般的なので、防寒対策としてもミディアム~ロング丈のブーツがぴったりです。
2.デザインはきれいめシンプルかつ振袖に合う色を選ぶ
振袖のブーツは、きれいめシンプルなデザインかつ振袖に似合う色を選ぶのが理想です。
振袖には、洋服でもきれいめなファッションに合わせるようなシンプルなデザインのブーツがよく合います。
ワーキングブーツのようなアウトドア感の強いブーツや、派手な柄や装飾のついたブーツなどは、振袖の上品さを損なう可能性があるため避けた方がよいでしょう。
ブーツの色については、振袖のカラーに合わせることがポイントです。
基本的には茶色・白・黒などのベーシックな色合いであれば、さまざまな色の振袖と調和しやすいです。
3.金具がついたタイプはNG
振袖に合わせるブーツを選ぶ際にNGなデザインとして、金具がついたタイプがあります。
ジッパーやバックル、スタッズなどの金属パーツは、振袖の生地を傷つけてしまう危険性があるため避けましょう。
金具に裾の生地が引っかかると、歩くときにも転びやすく危険です。
振袖に合わせるブーツは、金具や金属の装飾がないできるだけシンプルなデザインを選ぶことがおすすめです。
ブーツが似合う振袖のデザインは?
ブーツを合わせる際の振袖のデザイン選びには、いくつかのポイントがあります。
成人式で振袖にブーツを合わせたい方は、以下を参考に振袖選びをしてみてください。
- 無地やモード系の振袖と好相性
- 古典柄にブーツは合わせづらい
- 振袖を選ぶ時にブーツを持参するのがおすすめ
無地やモード系の振袖と好相性
ブーツが合う振袖のデザインは、無地やモード系が好相性です。
無地の振袖は、シンプルなデザインのためブーツと合わせても違和感が少ないです。
柄がない分「和」の要素が薄く、洋服に近い感覚でブーツを合わせられるでしょう。
現代的なデザインのモード系の振袖も、スタイリッシュで洗練された印象でブーツと好相性。
かっこいい雰囲気で振袖を着こなしたい方にとくにおすすめです。
【関連記事】
【成人式】人気の無地振袖TOP3!トレンド色や選び方の注意点に相場価格まで徹底解説
古典柄にブーツは合わせづらい
古典柄の振袖の場合、ブーツは合わせづらいことが多いです。
伝統的な印象が魅力の古典柄振袖は、ブーツを合わせるとせっかくの格式高い雰囲気が崩れてしまいます。
とくに花柄を基調とした華やかな古典柄の場合、足元がブーツだと和と洋で調和が取れずちぐはぐな印象に。
伝統的な古典柄はブーツとのバランスを取るのが難しいので、王道の草履を合わせることをおすすめします。
振袖を選ぶ時にブーツを持参するのがおすすめ
成人式で振袖×ブーツのコーディネートをしたい方は、振袖選びの際に合わせたいブーツを持参するのがおすすめです。
そもそも和装である振袖は、ブーツがぴったり似合うデザインはそれほど多くありません。
振袖に合わせたいブーツの現物を持参することで、よりおしゃれに着こなせる理想の振袖を見つけやすくなります。
振袖カタログやInstagramなどで好みの振袖×ブーツのコーディネートを見つけたら、画像を保存してブーツと一緒に持参すると振袖選びがスムーズに進みます。
>>ブーツに似合う振袖が見つかる!花てまりの振袖コレクション
振袖×ブーツをかっこよく着こなすコーディネートのコツ
振袖とブーツを組み合わせたスタイルをかっこよく着こなすために、おさえておきたいコーディネートのコツがあります。
振袖×ブーツをスタイリッシュにまとめるための3つのポイントを紹介します。
【振袖×ブーツをかっこよく着こなすコーディネートのコツ】
- バッグは小さめの洋装用
- ショールはグレードアップまたは洋装アイテム
- 足袋ではなくタイツまたはストッキング
1.バッグは小さめの洋装用
振袖とブーツを合わせたスタイルには、小さめの洋装用バッグがぴったりです。
草履とセットになった定番の振袖用バッグは、テイストがバラバラになり似合いづらいです。
和装感の強いバッグは避け、洋服に合わせるようなデザインを選ぶと全体の調和がとれます。
洋装バッグといっても大きなバッグではなく、ちょっとしたアイテムを収納できる程度の小さめサイズを選ぶとおしゃれです。
着用する振袖とブーツの雰囲気に合わせて、小さめの洋装バッグを選びましょう。
2.ショールはグレードアップまたは洋装アイテム
振袖にブーツ姿の場合は、ショールをグレードアップするか、または洋装アイテムを合わせるのがおすすめです。
振袖にブーツを合わせるときは、ショールにもこだわることでワンランク上の着こなしが叶います。
一般的な白い羽毛のファーショールよりも、グレードアップしたフォックスショールや色付きのショールを合わせるとよりおしゃれな印象に。
振袖用のショール以外にも、洋装用のティペットやファーマフラーなども振袖のブーツコーデによく合います。
【関連記事】
【成人式のレンタル】どんなショールが人気?料金相場と選び方のポイントや扱い方などを解説
3.足袋ではなくタイツまたはストッキング
振袖に合わせてブーツを履く際は、足袋ではなくタイツまたはストッキングを中に履きましょう。
「振袖の足元は足袋を履くのがルールだから」と悩む方もいますが、ブーツのときにわざわざ足袋を選ぶ必要はありません。
足袋は厚みがあり「こはぜ」という金具もついているので、ブーツの下に履くには不向きです。
普段ブーツを履くときと同じく、タイツまたはストッキングを履きましょう。
足袋や靴下よりも防寒効果が見込めるので、成人式が行われる寒い時期にはぴったりです。
振袖にブーツを合わせる時の着付けの注意点
振袖にブーツを合わせる際は、通常の着付けとは異なる注意点があります。
振袖にブーツを履く場合は、振袖の着丈を通常より短めに調整します。
着付け師がブーツの着用をわかっていないと、通常通りの丈で着付けられてしまうので要注意。
ポイントは、着付けがはじまる前にブーツを履くことを着付け担当者に伝えることです。
実際に履くブーツの長さや形状を事前に伝えることで、ブーツが似合う最適な長さで振袖を着付けてもらえます。
花てまりおすすめ!振袖×ブーツのコーディネート2選
花てまりおすすめ・振袖とブーツのコーディネートを2選紹介します。
1.赤地無地振袖×黒のヒールブーツ
無地の赤地振袖に黒のヒールブーツをコーディネート。
スタイリッシュでかっこいい個性が際立つブーツコーデです。
2.白レース振袖×ベージュブーツ
白のレース振袖に、淡いベージュのブーツの組み合わせ。
振袖とブーツの色味に統一感をもたせることで、上品かつ優雅なコーディネートに仕上がります。
まとめ
振袖にブーツを合わせるスタイルは、スタイリッシュかつ個性的な着こなしを楽しむことができるコーディネートです。
成人式では自由な着こなしでおしゃれを楽しむことが認められるので、記事の選び方や着こなしのポイントを参考に、振袖とブーツのコーディネートを検討してみてください。
花てまりでは、ブーツに似合うような無地やモード系の振袖も多数取り揃えています。
好みの振袖画像を見せていただければ、あなたらしい着こなしができる振袖選びをお手伝いいたします。
成人式に人とかぶらない自分らしい振袖姿で参加したい方は、花てまりまでお気軽にご相談ください。