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高級振袖の「辻が花」って?柄の意味や値段・コーディネートのポイントをチェック

高級振袖の「辻が花」って?柄の意味や値段・コーディネートのポイントをチェック

成人式の振袖を探している方で「辻が花振袖」が気になっている方もいるかもしれません。

”幻の染め”と呼ばれる辻が花の振袖は、生産数が少なく貴重な高級振袖のひとつ。
着物好きの間ではファンが多く、お嬢様に辻が花の振袖を着て欲しいという方もおられます。

今回はそんな「辻が花振袖」について、柄の意味や特徴、値段や選び方についてくわしく解説します!

辻が花振袖が似合うタイプや、かわいく着こなすためのコーディネートのポイントも紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

振袖の「辻が花」とは?

高級振袖の「辻が花」って?柄の意味や値段・コーディネートのポイントをチェック

「辻が花」という言葉は、着物好きの方は耳にしたことがあるかもしれません。

辻が花振袖がどんな振袖かくわしく知りたい方のために、辻が花の柄の特徴や意味について、はじめての方にもわかりやすく説明します。

辻が花の振袖の特徴

辻が花振袖は、絞り染めを基調として柄が染められているのが大きな特徴です。

振袖の辻が花は、墨で細く描かれたような花々にぼかしでカラフルに染め上げられたデザインが多く見られます。

絞りによって色を染めることで、繊細かつ幻想的な印象の振袖に。箔や刺繍をあしらって豪華に仕上げた辻が花もあります。

絞り染めを中心とした辻が花振袖は、とても手間のかかる技法で作られた逸品です。

一般的な友禅染めの振袖とは雰囲気が大きくことなるため、着物にくわしい方であれば一目で「辻が花の振袖」とわかる個性があります。

「辻が花」の意味

「辻が花」は、室町時代から安土桃山時代にかけて出現した染めの一種です。

辻が花の技法は時代の変化により継承者が途絶え、一時は世間から姿を消しました。

その後現存品の研究により復活し、現代でも辻が花の着物や振袖が創作されています。
ただし職人の技術と手間のかかる技法のため、生産数は多くありません。

「辻が花」が現存しない幻の花の名前であること、語源や作者が定かでないことなどから「幻の染め」と呼ばれています。

辻が花振袖は高級?購入・レンタルの値段は?

高級振袖の「辻が花」って?柄の意味や値段・コーディネートのポイントをチェック

高級振袖と言われる辻が花振袖は、どのくらいの価格で手に入るのでしょうか。

振袖は基本的に制作にかかった手間が金額に反映されるので、辻が花のように職人の手作業で作られる振袖は値段が上の高級振袖に分類されます。

辻が花振袖の値段について、購入とレンタルの相場価格を以下にまとめました。

【購入】の辻が花振袖【レンタル】の辻が花振袖
相場価格約55~100万円約35万円~
選ぶ人が多い価格帯約75~85万円約40万円
※表示は税込み価格

【購入】の相場価格

辻が花振袖を購入する場合、本物だと一番安い振袖で約55万円、高い物なら100万円を超えます。
柄の分量などのランクにより価格に幅があります。

もっとも購入する方が多いボリュームゾーンは約75~85万です。

辻が花振袖は、絞りの技法を中心に職人の手作業によって作られる高級振袖です。
さらに絞り染めに耐える上質な生地を使用しているため、一般的な振袖よりも価格が高くなります。

インクジェットなどで柄が染められた「辻が花風」の振袖は安価で手に入りますが、職人の手で作られる本物の辻が花振袖は約55~100万円が相場です。

【レンタル】の相場価格

本物の辻が花振袖のレンタルは、約35万円からが相場価格です。

なかでもレンタルする方が多いボリュームゾーンは約40万円です。

ただし、職人の手作業で作られた本物の辻が花振袖は生産数自体が少ないため、レンタル品を見つけることはなかなか難しいです。

レンタル振袖には機械で作られた「辻が花調」が多いので、お店のスタッフによく確認しましょう。

振袖の辻が花はどんな人に似合う?

高級振袖の「辻が花」って?柄の意味や値段・コーディネートのポイントをチェック

辻が花振袖は、身長が低い方にもよく似合うのが特徴です。

辻が花は、草花をモチーフに絞りと手描きで細かな柄を表現します。
柄のひとつひとつが小さく繊細なので、大きい柄が苦手な低身長の方もかわいらしく着こなすことができます。

もちろん高身長の方でもきれいに着られるので、辻が花振袖が気になっている方はぜひ一度試着してみてください。

成人式で「辻が花振袖」を着たい!選び方のポイント3つ

高級振袖の「辻が花」って?柄の意味や値段・コーディネートのポイントをチェック

辻が花振袖は生産数が少ないので、好みの一着を見つけるのが難しい場合があります。

以下のポイントを意識して、お気に入りの辻が花振袖を選びましょう。

【辻が花振袖 選び方のポイント】

  1. 下見前に店舗に問い合わせる
  2. 見つけたらとにかく試着してみる
  3. レンタルより購入がおすすめ

1.下見前に店舗に問い合わせる

振袖の下見に行く前に、辻が花振袖の取り扱いがあるかを店舗に問い合わせましょう。

生産数が少なく高額な辻が花振袖は、在庫として持っている店舗が少ないです。
下見前に在庫があるか、何枚くらい置いてあるかをお店に確認しておきましょう。

数店舗に問い合わせて、辻が花振袖を扱っているお店をしぼって下見に行くのがおすすめです。

ただし辻が花振袖は数自体が少ないので、一店舗に何十枚もそろっていることはほぼありません。

辻が花振袖を探すときは、気に入るデザインが見つかるまで数店舗まわる覚悟でいるとよいでしょう。

2.見つけたらとにかく試着してみる

辻が花振袖を見つけたら、とにかく試着してみましょう。

辻が花振袖は生産数が少なく貴重なので、お店で出会うこと自体がまず少ないです。
タイミングよく見つけたらラッキーなので、好みの色柄でなくてもまずは試着してみるのがおすすめ。

振袖は着てみないと似合う似合わないがわかりにくいので、着てみたら想像以上に自分に似合うこともあります。

辻が花などの一点ものの振袖は、出会ったタイミングで予約しないと次の来店時には売れてしまっていることも。

辻が花振袖を見つけたら、とにかく一度試着してみることをおすすめします。

3.レンタルより購入がおすすめ

辻が花振袖の場合、レンタルよりも購入がおすすめです。

振袖をはじめ着物は、本来ご自身の身長や体型にあわせてオーダーメイドで仕立てるのが基本です。

身長や身幅にあわせて振袖の柄がもっともきれいに出るよう作ることで、辻が花振袖本来の美しさが存分に引き出されます。

レンタルだと規定サイズで仕立てるため、せっかくの辻が花の柄が十分に見えないことも。

職人の技術がつまった辻が花振袖を美しく着こなすために、マイサイズで仕立てられる購入をおすすめします。

辻が花振袖をかわいく着こなすための小物・コーディネートは?

特別感のある辻が花振袖をかわいく着こなすために、おすすめの小物とコーディネートのポイントを紹介します。

【辻が花振をかわいく着こなすコーディネートのポイント】

  1. 全体を古典でまとめて格調高く
  2. かわいい帯締めをポイントにする
  3. 京都風の厚めの草履がおすすめ

1.全体を古典でまとめて格調高く

辻が花振袖は、全体を古典でまとめて格調高くコーディネートしましょう。

伝統的な技法で作られた辻が花振袖は、古典的な小物と相性抜群です。流行りのレースなどの洋テイストよりも、絞りの帯揚げや刺繍襟など定番の小物を合わせたほうが統一感が出てきれいです。

髪型髪飾りも同様に、王道のまとめ髪&つまみ細工の髪飾りなどの古典でまとめるとかわいく着こなせます。

2.かわいい帯締めをポイントにする

辻が花の振袖コーディネートは、かわいい帯締めをポイントにするのがおすすめです。

体の中心にくる帯締めは、振袖コーディネートの中でも目を惹くポイントです。つまみ細工やとんぼ玉のような飾りのついた帯締めを合わせると、伝統的な雰囲気は保ちつつかわいらしさをプラスできます。

帯揚げや重ね衿、半衿などに定番のアイテムを合わせつつ、帯締めにアクセントをつけてかわいくコーディネートしましょう。

3.京都風の厚めの草履がおすすめ

辻が花振袖のコーディネートでは、京都風の厚めの草履もおすすめです。

辻が花振袖は、はんなりとした優美な雰囲気が特徴です。
舞妓さんのような京都風の着こなしが似合います。

通常の草履をランクアップさせて舞妓さんが履いているぽっくり風の底の厚い草履を合わせれば、辻が花振袖のかわいらしい雰囲気が引き立つコーディネートに。

辻が花のような高級振袖は小物にこだわることでさらに振袖姿の格が上がるので、ぜひ特別感のある草履を選んでみてください。

まとめ

今回は「辻が花振袖」について、柄の特徴や意味から値段、選び方やコーディネートのポイントを徹底解説しました。

辻が花振袖は生産数が少ない貴重な振袖なので、出会えたらぜひ一度試着してみてください。

花てまりでも、お客様から辻が花振袖に関するお問い合わせを多くいただいています。

生産数の少なく高級な辻が花振袖ですが、メーカーと直接取り引きができる花てまりなら他店にくらべてお安く販売が可能です。

辻が花振袖をお探しの方は、花てまりまでお気軽にご相談ください。

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