成人式では振袖のレンタル、購入以外に「ママ振袖を着る」という選択肢もあります。
お母様の振袖を着て成人式に参加したことで、
「友だちと振袖がかぶらなくてよかった」
「家族に喜んでもらえた」
などの喜びの声もよく耳にします。
今回はママ振袖を検討中の方にむけて、以下の項目についてわかりやすく解説します。
- 【成人式】ママ振袖を着るメリットとは?
- 【成人式】ママ振袖の費用相場
- 【成人式のママ振袖準備】理想的なスケジュール
- ママ振袖を着る前に!確認すべき5つのこと
- 【ママ振袖】レンタルや買い足しがおすすめのアイテムは?
ママ振袖の費用相場やコーディネートのポイントなども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【成人式】ママ振袖を着るメリットとは?
成人式でママ振袖を着るかどうか悩んでいる方は多いはず。
実際にママ振袖を選ぶ人は、どのような点に魅力を感じているのでしょうか?
ここでは、お母様の振袖を着ることのメリットについてみていきましょう。
伝統的な品質のよい振袖を着用できる
ママ振袖のメリットのひとつは、伝統的な技術で作られた高品質な振袖を着られることにあります。
お母様世代が成人式をむかえたのは今から約20~30年前。
日本はちょうどバブルの頃で、職人によって手間暇かけて作られた上質な振袖を買い求める方が多い時代でした。
そのためママ振袖には、しっかりした生地に高い技術の染色がほどこされた価値のある振袖が多くみられます。
今では作ることが難しい高品質な振袖を着ることができるのは、ママ振袖の特権といえるでしょう。
人とかぶらない
成人式の会場で、ほかの人と振袖の色や柄、雰囲気がかぶらないところにママ振袖の魅力を感じる方もいます。
振袖にも流行のテイストがあるため、トレンドを追うとどうしても周りと似た雰囲気になりがちです。その点作られた時代のちがうママ振袖であれば、人とかぶらず個性的な着こなしを楽しむことができます。
ママ振袖でも帯や小物を変えることでトレンド感も演出できるので、ぜひ自分好みのアイテムでコーディネートしてみてください。
家族に喜んでもらえる
ママ振袖を着ることで「家族に喜んでもらえてうれしかった」という声も多く耳にします。
自分が成人式で着た振袖を娘に着てもらえるのはお母様にとって嬉しいものです。
またママ振袖は、おばあ様やおじい様にとっても思い出ぶかい着物であることがほとんど。
ママ振袖を大切にのこしておいてくれたこと、また孫娘が着てくれたことを喜ばれるご家族の方も多くいらっしゃいます。
もちろんママ振袖を着る本人が気に入っていることが大前提なので、ママ振袖を着るかどうかは家族でよく相談して決めることをおすすめします。
【成人式】ママ振袖の費用相場
ママ振袖を着る場合にかかる費用は気になるポイントです。
ママ振袖は自前の振袖とはいっても、振袖のクリーニングや足りない小物のレンタルなど、着るための準備は必要となります。
ママ振袖にかかる主な費用は以下のとおりです。
- 振袖のクリーニング
- 振袖のサイズ直し
- 小物のレンタルまたは購入
- 帯のレンタルまたは購入
など
次に、ママ振袖、レンタル振袖、購入振袖の費用相場を比較しました。
ママ振袖の相場 | 約12~15万円 |
レンタルの相場 | 約18~25万円 ※人気の価格帯は20~21万円 |
購入の相場 | 約45~50万円 |
ママ振袖の費用相場は、レンタル振袖より少しリーズナブルになることが一般的です。
ただし振袖にシミが多いケースや大幅なサイズ直しをする場合には、プラスで費用がかかることも。
またママ振袖にあわせる小物を購入する場合は、小物レンタルにくらべて5万円ほど高くなります。
まずは振袖専門店へママ振袖を持参し、見積りをお願いするのがおすすめです。
【成人式のママ振袖準備】理想的なスケジュール
お母様の振袖を成人式で着るためには、どのようなスケジュールが理想的なのでしょうか?
ここではママ振袖を準備するときの具体的な流れについて解説します。
①まずはママ振袖をだしてみる
ママ振袖を保管している方は、まずはママ振袖をタンスからだしてみましょう。
実家のタンスに何十年も眠っていた振袖には、シミやカビが発生しているケースも多いです。
なるべく早くタンスから出して状態を確認しておきましょう。
振袖と一緒に保管されている小物は振袖の着付けに必要なアイテムが多いので、あわせて確認してみてください。
②ママ振りを着るかどうか相談
ママ振袖をタンスから出したあとは「成人式でママ振袖を着るかどうか」を相談しましょう。
成人式の主役はあくまで娘さんなので、本人に着る意思があるかどうかは大切なポイントになります。
今は「柄が少なめの振袖」や「レトロモダンな振袖」が流行しているため、昔の振袖を着ることに抵抗のない若い方も増えています。
- ママ振袖を着ることで人とかぶらないこと
- 高品質な振袖を着れること
などのメリットもふまえて相談してみるとよいかもしれません。
③振袖専門店でママ振り相談(成人式1年前~)
娘さんに「ママ振袖も視野にいれたい」という意思があれば、振袖専門店にママ振袖相談にいきましょう。
振袖専門店へ行く際は、
- ママ振袖と小物をすべて持参する
- 振袖を着る本人もかならずお店に行く
以上2点を徹底することで、スムーズにママ振袖の相談ができます。
スケジュールとしては、成人式の1年前を目安に相談にいくのがおすすめです。
万が一、
- 身長差が大きく寸法を直しても着るのが難しい
- シミやカビが直しきれない
- 着てみたら娘さんの好みにあわなかった
という問題が発生しても、成人式の1年前であれば振袖のレンタルや購入にシフトできるので安心です。
④前撮り(成人式前年の秋頃)
ママ振袖を着る場合の前撮りは、成人式前年の秋頃がおすすめです。
お店にママ振袖の相談をしてから8~10ヶ月後であれば、振袖のクリーニングや小物の準備も終わりママ振袖を着る準備が整っていることでしょう。
気候のよい秋は、家族みんなで撮影に参加するのにもぴったりの季節です。
⑤成人式当日
いよいよ成人式当日です。
お母様の思い出のこもるママ振袖を着て、成人式の一日を楽しみましょう。
ママ振袖を着る前に!確認すべき5つのこと
成人式でママ振袖を着るときには、事前に確認すべき点がいくつかあります。
ママ振袖を準備する方は以下の5点をチェックしてみてください。
1.サイズが合うか
ママ振袖をそのまま着られるサイズは、お母様とお嬢様の身長差がプラスマイナス5㎝まで。
それ以上の身長差があると寸法直しが必要になります。
身長差が10㎝以内であれば寸法直しをすることでママ振袖を着られる可能性があります。
一度専門店に相談してみてください。
2.シミやカビがないか
ママ振袖にシミやカビなどの汚れがないかもよく確認しておきましょう。
タンスから出した振袖は一度ひろげて全体をチェックしてみてください。
裏地にシミがある程度ならそのまま着用できますが、
- 胸元
- 上前
など、着たときに目立つ部分に汚れがある場合はクリーニングに出すことをおすすめします。
3.足りない小物がないか
振袖を着る際に必要な小物がそろっているかどうかも確認が必須です。
振袖はひとつでも小物が足りないと美しい振袖姿が完成しないので、振袖に必要な小物のリストを見ながらチェックしてみましょう。
「自分でそろえると足りないものがないか不安」という方は、振袖専門店に相談してみるのもひとつです。
相談の際には、ママ振袖と一緒に保管されていた小物一式もかならず持参してください。
<参考記事>
【成人式】振袖を着るときに準備するものは?当日あると便利なアイテムやおすすめの身だしなみポイントも紹介
4.前撮りをどこで撮るか
ママ振袖を着るときは、成人式の前撮りをどこで撮るかも考えておく必要があります。
ママ振袖での前撮り撮影の方法は以下の3つ。
①写真館やフォトスタジオ
②出張カメラマン
③振袖専門店
ママ振袖を相談したお店で前撮りがセットになったプランが用意されていることもあるので、相談には前撮り付きのプランがあるお店を選ぶのもおすすめです。
<参考記事>
成人式の着付け持ち込み先や相場価格は?持ち込みで前撮りする方法や注意点も解説
5.成人式当日の着付けヘアメイクの予約をどうするか
成人式当日の着付けヘアメイクの手配も忘れずにしておきましょう。
着付けヘアメイクの依頼は以下の4つから選びましょう。
①美容室
②ホテル
③出張着付け&ヘアメイク
④振袖専門店
ママ振袖を相談した人向けに、成人式当日の着付けヘアメイクを手配してくれるお店もあります。
早いところだと成人式の2年前には着付けヘアメイクの予約がうまってしまうため、早めの手配がおすすめです。
ママ振袖を素敵に着こなすために!レンタルや買い足しがおすすめのアイテムは?
品質のよさや人とかぶらない点など、さまざまなメリットがあるママ振袖。
そんなママ振袖をさらに自分らしく着こなすためには、どんなアイテムをコーディネートに取り入れたらよいのでしょうか?
次に、ママ振袖におすすめのコーディネートアイテムと注意点を解説します。
「帯」をかえると雰囲気がかわる!
ママ振袖を着る場合、振袖にあわせる「帯」を変えるだけで雰囲気ががらりと変わります。
振袖だけでなく、帯も時代による流行がでやすいアイテムです。
着姿の印象は振袖と帯のコーディネートで決まるため、帯が古いままだと小物を新しくしても全体の雰囲気を大きく変えるのは難しいもの。
帯だけは新しいものにチェンジするのがおすすめです。
ママ振袖に現代の感覚で作られた新しい帯をあわせることで、昔の振袖でもトレンド感のある新鮮な着こなしが楽しめます。
プラスで帯締めや帯揚げ、半衿などの小物もトレンドアイテムを取り入れれば、さらに自分らしいコーディネートが完成することでしょう。
昔の帯は短いため豪華な帯結びができないことも
ママ振袖で帯のレンタルや買い足しをすすめる理由のひとつに「帯の長さ」も関係しています。
昔の振袖用の帯は、今の帯にくらべて30㎝ほど短いことがほとんどです。
20~30年前は「ふくら雀」という短い帯でも結べる帯結びが主流でした。
今は振袖用にバリエーション豊富な飾り結びが誕生しており、華やかな結び方に対応するために帯も長くなっています。
現代風のおしゃれな帯結びを楽しむためにも、ママ振袖の帯は新調するのがおすすめです。
【まとめ】ママ振袖はプロに相談して安心!
今回は成人式で着る「ママ振袖」について、理想的な準備スケジュールや今っぽく着こなすためにおすすめアイテムなどを解説しました。
ママ振袖も組み合わせ次第で自分らしいおしゃれな着こなしができるので、ぜひトレンドアイテムを取り入れたコーディネートを楽しんでみてください。
花てまりでは「ママ振袖プラン」を用意しているため、トレンド小物や帯のレンタル、ママ振袖のクリーニングなどママ振袖に関するお悩みならなんでもご相談いただけます。
さらにママ振袖プランをご利用の方は「前撮り」と「成人式当日の着付けヘアメイク」も花てまりでご予約が可能です。
成人式でママ振袖をご検討の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。