成人式の着付けを持ち込みでお願いするにはどうしたらよいのでしょう?
ママ振りやフリマなどで購入した振袖を着る方や、ネットレンタルで振袖を借りる場合には自分で着付け&ヘアメイクを手配する必要がありますが、
「どこに持ち込めばいいの?」
「持ち込み着付けの金額はいくら?」
「なにが必要なの?」
など気になる点がいっぱいです。
今回は、成人式で振袖を持ち込む場合の着付けヘアメイクについてまとめました。
- 【成人式当日】振袖を持ち込む場合、着付けヘアメイクはどこに頼む?
- 成人式の振袖着付け&ヘアメイクの費用相場
- 成人式の振袖着付けに必要なものチェックリスト
- 【成人式】持ち込みで「前撮り」をする場合
- 振袖を持ち込む場合の注意点5つ
持ち込みで前撮りできる場所や、振袖持ち込みの注意点などについてもくわしく解説します。
【成人式当日】振袖を持ち込む場合、着付けヘアメイクはどこに頼む?
成人式において、振袖の着付けをどこにお願いするかは大切なポイントです。
振袖専門店などで振袖を予約した方は、着付け会場や提携美容室が案内されるので自分で探す必要はありません。
しかし自分で用意した振袖を持ち込む場合、着付けヘアメイクをどこに依頼したらよいのでしょうか?
ここでは手持ちの振袖で着付けヘアメイクをしてもらえる4つの持ち込み先を紹介します。
①美容室
いつも通っている美容室に着付けヘアメイクをお願いするのはもっとも手軽な方法です。
普段から通う美容室であれば、好みの雰囲気がわかっているのでヘアスタイルの相談もスムーズ。時間の融通もききやすいのがメリットです。
行きつけの美容室が予約でいっぱいの場合は、家の近くの美容室をさがしましょう。美容室検索サイトなどで「○○(地域) 成人式 着付け」で検索すればOK。
できれば着付けとヘアメイクどちらもお願いできる美容室がベストです。
②ホテル
結婚式などの着付け実績豊富なホテルに振袖着付けを依頼することもできます。
着付けだけでなく、日本髪など和装にあうヘアセットも注文可能です。
ただし、土日祝日は披露宴メインで成人式の予約を受け付けていないホテルもあるので確認が必要です。
③出張着付け&ヘアメイク
着付け師が自宅まで来て振袖を着付けてくれる出張着付けのサービスも便利です。
家から移動する手間がはぶけるメリットがあります。
スタイリストと連携している出張着付けを選べば、自宅で振袖の準備がすべて整います。
④振袖専門店(ママ振りプラン)
振袖専門店の中には手持ちの振袖(ママ振りなど)を着用する人向けに、着付けヘアメイクのサービスがあるお店も。美容室が設けた着付け会場や提携美容室を案内してもらえます。
振袖にあわせて帯や小物などをレンタル、または購入した方限定の特典であることが多いようです。ママ振りを着用予定で持ち込み先に悩んでいる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
成人式の振袖着付け&ヘアメイクの費用相場
成人式に振袖の着付けヘアメイクをお願いする場合、どのくらいの金額がかかるのでしょうか。
振袖の持ち込み先によって相場価格はさまざま。
コストパフォーマンスや利便性などを考慮して着付けヘアメイク場所を選びましょう。
持ち込み先ごとの料金相場を下表にまとめました。
美容室 | 約1万5千円~3万円 ※地域によって差がある |
ホテル | 約2万5千~4万円 |
出張着付け | 約1万5千~2万円 |
振袖専門店(ママ振りプラン) | 約1万円~ ※小物のレンタル、購入条件による |
※表示は税込み価格
美容室は振袖の着付けヘアメイクがセットで約2~2万5千円かかります。
ただし、成人式当日は営業時間前の業務となるため早朝料金が加算される場合も。
ホテルの美容室は約2万5千~4万円と街中の美容室に比べてやや高めの料金が相場です。
出張着付けは約1万5千~2万円と比較的リーズナブルですが、ヘアメイクを自分で手配する必要があります。また交通費や早朝料金がプラスでかかる場合があるので要確認。
振袖専門店のママ振りプランでは小物のレンタル、購入金額に応じて着付けヘアメイク料金が変動します。約1万円~が相場価格です。
成人式の振袖着付けに必要なものチェックリスト
成人式の振袖着付けをお願いする先が決まったら、なにをいつまでに持ち込めばいいのか入念に打ち合わせをしましょう。お店で振袖を予約した方は着付けに使う一式がセットになっていますが、ママ振りなど手持ちの振袖の場合は自分で準備する必要があります。
成人式当日に「足りない!」と慌てることがないよう基本のチェックリストを見て確認するのがおすすめです。
※着付け場所によって必要なアイテムや着付け小物の数などに差があるので、事前に確認してください。
振袖着付けに必要なものチェックリスト
- 振袖
- 袋帯
- 長襦袢
- 帯〆
- 帯揚
- 重ね衿
- 半衿
- 草履
- バッグ
- 羽毛ショール
- 髪飾り
- 着物スリップ
- 足袋
- 腰紐(3~6本)
- コーリンベルト
- 帯枕
- 伊達〆
- マジックベルト(伊達〆)
- ウエストベルト(腰紐)
- 三重仮紐
- 前板
- 後板
- 衿芯
- 補正用タオル
成人式で振袖を着るのに必要となる基本アイテムは上記24点。
振袖はほかの着物と比べて着付けに使用する小物が多いのが特徴です。
どれかひとつ欠けても美しい振袖姿が完成しないため、忘れ物がないよう丁寧に確認しましょう。
下記の詳細記事もぜひ参考にしてみてください。
【成人式】振袖を着るときに準備するものは?当日あると便利なアイテムやおすすめの身だしなみポイントも紹介
【成人式】持ち込みで「前撮り」をする場合
成人式当日だけでなく、どこで前撮り撮影をするかも悩むポイントです。
振袖を持ち込んで撮影できる場所をさがして成人式の思い出を写真にのこしましょう。
成人式の前撮りで振袖を持ち込んでの撮影が可能な方法を3つ紹介します。
写真館、フォトスタジオ
ほとんどの写真館やフォトスタジオで振袖の持ち込み撮影が可能です。
写真館の最大の魅力は撮影設備が整っていること。作りこまれたスタジオ内でモデルのように撮影が楽しめます。着付けヘアメイクと撮影がセットになった「成人式前撮りプラン」が用意されている店舗もありますが、撮影のみ対応の写真館もあるので事前に確認しておきましょう。
振袖の着付けヘアメイクと撮影料で約2~3万円+写真代(アルバム代)が相場です。
出張カメラマン
出張カメラマンに前撮り撮影を依頼する方法もあります。
スタジオのかちっとした雰囲気とはまたちがった自然な表情の撮影や、ロケーションフォトが楽しめるメリットがあります。ただし、振袖のヘアメイクは自分で手配する必要があるので注意しましょう。振袖の支度がすんだ状態から出張カメラマンによる撮影がはじまります。
撮影料のみで約1万5千~2万円が相場ですが、アルバム代に加えて出張費が追加でかかることもあります。
振袖専門店
振袖専門店によっては、持ち込んだ振袖で前撮り撮影をしてくれるサービスもあります。
手持ちの振袖の着付け・ヘアメイク・写真撮影がセットになった写真のみのプランが用意されたお店も。成人式の前撮りを専門でおこなっているため、振袖姿がより綺麗に見える着付けヘアセットと撮影技術が魅力です。
振袖の着付けヘアメイクと撮影料がセットで約3~5万円が相場価格です。撮影した写真を台紙付きでプレゼントしてくれるお店などもあるので、プラン内容をよく確認するのがおすすめです。
振袖を持ち込む場合の注意点5つ
成人式当日や前撮り撮影で振袖を持ち込む場合、どんなことに注意したらよいのでしょうか?
振袖を持ち込むときの注意点を5つ紹介します。
①早い時期に予約をおさえる
成人式当日の着付けヘアメイクは、できるだけ早い時期に予約をおさえることが大切です。
成人式の朝に地域の新成人がいっせいに振袖の着付けヘアメイクをするため、美容室などはすぐに予約がいっぱいになってしまいます。
予約をのんびりしていたために、式当日の朝3時から着付けをはじめなくてはならなくなった例も。
成人式の朝ちょうどよい時間に着付けヘアメイクをしてもらえるよう、持ち込み先を早めに決めて予約をすませましょう。着付けヘアメイク先を探しはじめる理想のタイミングは高校3年生の6月・7月。成人式の2年半前から動き出せば、希望の時間に着付けヘアメイクの予約がとれますよ。
【お母さま向け】成人式の準備は高校生の夏から!理想のスケジュールや振袖店で準備するメリット
②成人式に遅れないよう予約時間を決める
自分で成人式当日の着付けヘアメイクを手配するときは、予約時間の設定に注意が必要です。
振袖の着付けヘアメイクは通常2~3時間かかります。予約時間をギリギリにしてしまうと、思わぬハプニングがおきたときに成人式に遅れてしまう可能性があります。成人式開式の30分~1時間前には着付けヘアメイクが終わるよう、時間に余裕をもって予約をとりましょう。美容室などから成人式が行われる会場までの移動時間のチェックもお忘れなく。
一生に一度の成人式に遅れないために、お店の人にも確認しながら予約時間を決めるのがおすすめです。
③いつまでに持ち込めばいいか確認する
振袖や着付けに必要な小物をいつまでに持っていけばいいかもお店に確認しておきましょう。
持ち込み先の美容室などによって「成人式の〇日前までに持ってきてください」というタイミングがちがいます。成人式当日に足りないものがないよう事前に確認してくれたり、振袖にしわがないかをチェックしてくれるお店がほとんどです。
決められた日時に間に合うように必要なアイテムをそろえて、着付けをしてくれる場所に持っていきましょう。
④足りないものがないか確認
成人式当日に「小物が足りない!」などと焦ることがないよう、振袖を着るのに必要なアイテムのチェックは念入りに行うことをおすすめします。
美容室や振袖専門店では、振袖一式を事前に持ち込んだ際に内容を確認してくれます。また振袖専門店ならば足りない小物をその場で購入することも可能です。
しかし、出張着付けを依頼するときや前撮りなどでは自分で振袖の準備をする必要があります。小物がひとつ足りないだけでも振袖を着られなくなる可能性もあるので要注意。
チェックリストを見ながら必要な持ち物をそろえましょう。もしどうしても不安な方は、近くの振袖専門店などに相談にいくのもおすすめです。
⑤持ち込み料金がかかるケースも
お店によっては振袖を持ち込む際に別途「持ち込み料」がかかることもあります。
美容室やホテルなどによっては、振袖の着付けに必要という理由で追加の小物購入を求められるケースも。
持ち込み料発生の有無や金額を事前によく確認したうえで、着付けヘアメイクや前撮り撮影の予約をとるようにしてください。
まとめ
母親の振袖など持っている振袖を着用する場合には、成人式の着付けヘアメイクや前撮りなどを自分で手配する必要があります。成人式当日に足りないものがないよう、振袖を着るのに必要な小物も入念にチェックしたうえで当日をむかえましょう。
花てまりでは「成人式ママ振袖プラン」をご用意し、成人式でママ振りを着る方をサポートしています。成人式当日の着付けヘアメイクや前撮り撮影の実施、必要な小物チェックなども丁寧にさせていただきます。
振袖の持ち込み先で悩んでいる方は、一度お気軽にご相談ください。