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「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

成人式の振袖選びで「総絞り(そうしぼり)の振袖」が気になっている方もいるかと思います。

総絞りの振袖を芸能人が着用して話題になってから、花てまりでも絞りの振袖に関するお問い合わせが増えています。

絞りの振袖は一般的な製法で作られる振袖と一線を画しているので、

「そもそも総絞りの振袖ってどんなもの?」
「高いって聞くけど、価格はどのくらいが相場なの?」
「総絞りの振袖もレンタルできる?」

などの疑問をお持ちの方も多いはず。

今回は「総絞りの振袖」の特徴やメリット・デメリット、相場価格などをわかりやすく解説します!

成人式に向けて総絞りの振袖を選ぶときの注意点も紹介します。
総絞りの振袖が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「総絞り」の振袖とは?

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

「総絞り」の振袖とは、絞り染めの技法のみで染められた振袖をさします。

そもそも「絞り染め」とは、

などの方法で布地を防染して柄を表現する染色技法です。
糸や板のついた状態で白い生地を染料にひたすことで防染したところが白く残り、模様となって現れます。

代表的な糸でくくる絞り染めでは、染め上がった布にシボといわれる波状や粒状の凸凹ができ立体的なのが特徴です。

絞り染めは日本で6~7世紀頃から行われていた伝統的な染色技法です。
機械の力を借りることができない染め方なので、今でも職人がひとつひとつ手作業で行います。

とくに「総絞り」=生地の大部分に絞り染めをほどこす場合は、振袖一枚を製作するのに1年以上かかることもあります。

振袖の絞りの種類とは?

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

絞りの技法は、100種にも及ぶと言われています。

絞り染めの中でも、振袖に使われることの多い代表的な絞りの技法を紹介します。

【四つ巻き絞り(よつまきしぼり)】
綿糸で絞ることで、色の境目をぼかして染められる。

【本疋田(ほんびった)】
京鹿の子絞りの技法のひとつ。絹糸できつく絞ることで、色の境目がはっきりする。

【小帽子絞り(こぼうししぼり)】
絞る部分に芯を入れて、ナイロンで帽子のように覆って糸を巻きつける絞り染め。花びらなど、大きめの柄を表現したいときに使われる。

【一目絞り(ひとめしぼり)】
粒状にくくった絞り目を連ねて線画で図柄を表す技法。

【桶絞り(おけしぼり)】
桶を使い広範囲で色を染め分けるときに使われる。

【辻が花(つじがはな)】
生地の柄を染めたあとに生地を絞る技法。幻の染め物と呼ばれる。

絞り染めは種類によって仕上がりが異なります。
総絞りの振袖は、さまざまな絞り染めを組み合わせて染められていることが多いです。

振袖の中にはプリントや生地の織り方で絞りのように見せかけた「絞り染め風」の振袖もあります。

ぱっと見ただけでは本物の絞りと区別がつきにくいので、選ぶときはお店のスタッフによく確認するのがおすすめです。

総絞りの振袖のメリット・デメリットとは?

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

著名人にも人気の「総絞りの振袖」は、どんなところが魅力なのでしょうか?
メリットとあわせて気になるデメリットもみていきましょう。

総絞りの振袖のメリット・デメリットを以下にまとめました。

【総絞りの振袖】メリット

総絞りの振袖を選ぶメリットは、以下の通りです。

【総絞りの振袖のメリット】

総絞りの振袖は、だれが見ても一目で「絞りの振袖ね」とわかる個性があります。
総絞りは職人の手間暇がかかることが広く知られているので、周りの方から「よい振袖を着ているな」と思ってもらえる確率が高いです。

現代では職人の減少により絞りの振袖が作れなくなってきているため、希少価値がさらに高まっています。

絞りの振袖は着心地のよさも魅力のひとつです。
上質な生地でないと絞りがほどこせないため、絞りの振袖にはランクの高い生地が使われています。

総絞りはシボに空気を含むため、保温性が高く着ていて暖かいのも特徴です。

【総絞りの振袖】デメリット

総絞りの振袖のデメリットは以下の通りです。

【総絞りの振袖のデメリット】

総絞りの振袖は職人の手作業で作られるため、一般的な振袖にくらべて値段が高いのが難点です。

絞り染めができる職人の減少により生産数も減っているため、総絞りの振袖は選べる色柄のバリエーションが少ないのも特徴といえます。

気になる絞りの振袖を見つけた場合、その場で決めないと次に同じものを探すのは困難です。

絞りの振袖は管理にも手間がかかります。
湿気を含みすぎると絞りの凹凸がとれてしまうので、保管場所の湿度管理に気を配る必要があります。

さらにクリーニング代も通常の振袖より割高です。

気になる総絞りの振袖の相場価格については、次の項目でくわしく説明します。

総絞り振袖の相場価格とは?

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

「総絞りの振袖は高価」というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。

総絞り振袖の相場価格について、購入とレンタルそれぞれにかかる金額を説明します。

総絞り振袖の購入の相場は100万円から

総絞りの振袖を購入する場合、100万円からが相場価格です。

絞りは職人の手作業で作られるため、一般的な染めの振袖にくらべて高価です。

絞りの技法や分量によっても価格に大きな差があり、200万円や300万円の総絞りの振袖も珍しくありません。

何種類もの絞りが全体にほどこされた贅沢な総絞り振袖は、1,000万円ほどの値段がつくものもあります。

総絞り振袖のレンタルは50万円ほどが相場

総絞りの振袖をレンタルする場合、レンタル料金は約50万円が相場価格です。

手間のかかる総絞りの振袖は振袖自体が高額なため、レンタル料金も通常の振袖にくらべて高くなります。

総絞りの振袖のレンタルについては、次の項目で解説します。

【豆知識】総絞りの振袖はそもそもレンタルできる?

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

総絞りの振袖は、そもそもレンタルできるのでしょうか?

結論を言うと、総絞りの振袖もレンタルは可能です。

ただし総絞りのレンタル振袖を扱っている店舗は少ないので、事前に店舗に在庫の有無を確認する必要があります。

総絞りの振袖は一般的な振袖とちがい、生産数が少なく貴重です。

レンタル代も高額なため、レンタルするよりも価値のある絞りの振袖を所有したいと思う方がほとんど。
実際に絞りの振袖を探している方の9割以上は購入を選びます。

総絞りの振袖のレンタルは需要が少ないため、扱うお店も少ないのが現状です。
絞りの振袖は管理が難しいことも、レンタルで扱うお店が少ない理由のひとつでしょう。

総絞りの振袖をレンタルしたい場合は、振袖専門店に総絞り振袖のレンタルの有無を事前に問い合わせることをおすすめします。

総絞りの振袖を選ぶときの注意点とは?

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

総絞りの振袖を購入する前に、以下の注意点をおさえておきましょう。

【総絞りの振袖を選ぶときの注意点】

  1. コーディネートは古典が基本
  2. 通常の振袖より管理が難しい
  3. あまり大きいサイズには仕立てられないことも

①コーディネートは古典が基本

総絞り振袖のコーディネートは、古典でまとめるのが基本です。

絞り染めは日本で古くから愛される伝統的な染色技法です。
総絞りの振袖自体に古典的な雰囲気があるので、コーディネートは同じく古典的なアイテムを合わせたほうがきれいにまとまります。

たとえばレースの重ね衿など、洋テイストのアイテムとは相性がいまいちです。
総絞りの振袖を選ぶときは、古典振袖に合うスタンダードな小物でコーディネートするのがおすすめです。

②通常の振袖より管理が難しい

総絞りの振袖は、通常の振袖より管理が難しいことに注意が必要です。

総絞りの振袖は、糸でくくることによりできるシボが特徴。
シボは湿気を含みすぎると平らになってしまうので、保管場所の適切な湿度管理が重要です。

さらに総絞りの振袖は通常の振袖にくらべて繊細なため、特別なクリーニングが必要となります。
特殊クリーニングの費用は一般的な振袖の倍近くかかります。

総絞りの振袖を購入する際は、通常の振袖よりもお手入れに手間と費用がかかることを理解しておきましょう。

③あまり大きいサイズには仕立てられないことも

総絞りの振袖はあまり大きなサイズには仕立てられないので、大きめサイズの方は注意しましょう。

総絞りの振袖は、生地を絞って柄を表現します。

生地は絞ることで通常よりも幅が縮むので、仕立てられるサイズが通常の振袖にくらべて小さくなります。
高身長で腕が長い方だと、希望のサイズに仕立てられないケースも。

大きめサイズで絞りの振袖を着たい方は、総絞りではなく部分的に絞りが入った振袖を選びましょう。

総絞りほど生地が縮んでいないので、自分に合ったサイズを着られる確率が高まります。

花てまりおすすめ!「総絞り振袖」3選

総絞りの振袖には特別な雰囲気があるので、成人式で着てみたいと思う方もいることでしょう。

花てまりおすすめの「総絞り振袖」3選をご紹介します。

①華やかな赤地の絞り振袖

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

赤がベースの華やかな絞り振袖は、正統派なイメージで成人式にふさわしい雰囲気です。
また、結婚式などのお祝いの席で着用すれば、式典の場がいっそう華やぎます。

②水色とピンクがかわいらしい絞り振袖

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

水色とピンクの色の組み合わせがかわいらしい印象の絞り振袖です。
絞りが入ることで、かわいらしさのなかに高級感がプラスされます。

③黒ベースのかっこいい絞り振袖

「総絞り」の振袖とは?メリット・デメリットや相場価格と選ぶときの注意点まで徹底解説!

黒をベースとしたかっこいい雰囲気の絞り振袖です。
絞りが入ることでデザインに立体感と深みが増し、大人のかっこよさを演出してくれます。

まとめ

「総絞り」の振袖は、職人の手作業で丁寧に作られた贅沢な振袖です。
だれが見ても「よい振袖ね」と思ってもらえる流行りすたりのない魅力があります。

かかる手間暇から価格が高く、選べる色柄が限られるなどのデメリットもあります。

総絞りの振袖を選ぶ際は、総絞りの振袖の相場価格やメリット・デメリットを考慮して、自分にふさわしい一着を選びましょう。

振袖専門店・花てまりは、長年にわたり築き上げた独自ルートによる振袖の仕入れが自慢です。

貴重な総絞りの振袖も、他店よりも安く仕入れて販売することができます。
総絞りの振袖を少しでもお値打ちに購入したい方は、花てまりまで一度ご相談ください。

あなたにぴったりの一着を満足できる価格で見つけるお手伝いをさせていただきます。

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