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いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

成人式で着る振袖は、デザインはもちろん品質や価格なども実にさまざまです。

振袖にも洋服のハイブランドにあたる「高級な振袖」がありますが、どのような特徴があるのでしょうか?

今回は気になる「高級振袖」について、有名メーカーや料金相場などを徹底的に解説します。

高級振袖を購入する際のポイントやおすすめの振袖コーディネートなども紹介しますので、これから振袖を選ぶ方はぜひ参考にしてみてください。

「高級な振袖」の特徴3つ

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

「高級振袖」と呼ばれる振袖には、以下の3つの条件がそろっているとされています。

  1. 上質な生地
  2. こだわった染色
  3. 職人の手間暇がかかっている

それぞれ詳しくみていきましょう。

①上質な生地

多くの高級振袖には、上質な生地が使われています。

【上質な生地の特徴】

振袖だけでなく着物の生地は絹が使用されていることが多いです。

絹は通気性と保温性にすぐれ着心地がよく、シルク特有の美しい光沢があり見た目にも美しいのが魅力。

生地に厚みと重みがあることも高品質な振袖生地の特徴です。

適度な厚さと重みのある正絹生地で仕立てられた振袖は、着姿も美しく高級感が感じられます。

②こだわった染色

高級振袖の特徴の2つ目は、振袖の染め方です。

振袖の染め方には種類があります。

【振袖の染め方】

型友禅は型紙を使用して柄を染める方法。
型を使用するため手作業でありながら同じ柄を量産できるのが特徴です。

手描き友禅は振袖に下絵を描いて糊を置くなど、ひとつひとつの工程が手作業のためもっとも量産が難しい染色技法となります。

手描き友禅は以下の3つが代表的です。

【三大友禅】

名前のとおり京都、東京、加賀(石川県)で染められる友禅で、それぞれ描かれる柄の雰囲気や色づかいに特徴があります。

振袖をはじめ、着物は基本的に色や柄が手描きで染められたものほど価値が高くなります。

③職人の手間暇がかかっている

上質な振袖は、職人の手間暇かけてつくられているものがほとんどです。

手描き友禅のようにすべて一筆一筆を手描きした振袖はもちろん、型友禅のように柄を染めた後に刺繍や金彩のほどこされた商品はその分値段が上がります。

手描き友禅や刺繍など手作業がほどこされた振袖は柄に立体感があり、誰が見ても「よいものを着ている」と思われることが多いようです。

高級振袖の有名メーカー5選

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

高級振袖を製造しているメーカーは、洋服などのブランドと同じく振袖業界では有名です。

高級振袖の代表的なメーカー5選を紹介します。

1.千總(ちそう)

高級振袖メーカーの代表格ともいえる「千總(ちそう)」は、京都市に本社を構える会社です。

千總は創業より460余年を数える老舗の振袖メーカーで、創業以来生地や染色にこだわった高品質な振袖を作り続けています。

伝統的な古典柄をベースにデザインや色彩に現代的な感覚を取り入れた振袖が多く、全国各地の百貨店や専門店を中心に取り扱いがあります。

振袖の製造は職人による手作りにこだわっており、1枚の振袖を作るのに数百時間以上を費やすことも。

日本の伝統的な染織技法を駆使して作られた千總の振袖は、その高い品質と美しさが国内外で評価されています。

2.藤娘きぬたや

「絞り染め」の振袖で有名な「藤娘きぬたや」は、名古屋市にある創業100年以上の老舗メーカーです。

藤娘きぬたやは、創業当時から絞り染めの伝統的な技術と職人の手作業による振袖づくりにこだわっています。

友禅による染色ではなく絞り染めのみで自然の情景を描くきぬたやの振袖は、ほかの振袖とは一線を画した個性的な美しさで着物ファンを魅了します。

芸能界にもファンが多く、成人式で著名人が藤娘きぬたやの振袖を着用したことから一躍脚光を浴びました。

職人の手間暇かかる絞り染めの振袖は、一目見てそれとわかる高級振袖のひとつです。

3.吉澤織物

「吉澤織物」は、振袖の有名産地である新潟十日町のトップメーカーとして名高い老舗着物メーカーです。

吉澤織物で染められる「吉澤友禅」の振袖は、古典柄と現代の色彩感覚を調和させたデザインが特徴です。

振袖の柄は花柄をメインとした古典柄が中心で、上品で優美な雰囲気を携えています。

型染めと友禅、金箔や銀箔の金彩加工まですべて職人の手作業にこだわり、伝統的な技術による高品質な振袖を作り続けています。

吉澤織物の振袖の数々は、全国の百貨店を中心に人気を博しています。

4.青柳(あおやぎ)

美しい染色に定評のある「青柳(あおやぎ)」は、新潟十日町の着物メーカーです。

友禅をベースに桶絞り(おけしぼり)や櫛引(くしびき)などの伝統技法で染められる振袖は、ふっくらと立体的で豪華な雰囲気です。

色のコントラストが特徴的な華やかな印象の振袖も多くみられます。

職人の手作業で染められた個性と品格のある青柳の振袖は「見ただけで青柳の振袖とわかる」という着物ファンも多くいます。

5.滝泰(たきたい)

「滝泰(たきたい)」は、新潟十日町の振袖メーカーです。

友禅と絞りの技法を融合させた振袖づくりが滝泰の得意分野です。

熟練の職人にしか表現できない斬新で重厚な柄で、職人の手間暇を感じさせる立体的な振袖が特徴です。

メーカー独自の意匠と製法で作られた振袖は、人とかぶらない個性的な振袖を求める方にも人気を集めています。

高級振袖の料金相場は?

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

「高級振袖」の料金相場が気になる方は多いはず。

一体いくらくらいの振袖を高級振袖と呼ぶのでしょうか?

一般的に50万円以上が高級振袖

一般的には、50万円以上の振袖が「高級振袖」に分類されます。

通常振袖を購入する際の相場価格は約45〜50万円。
ワンランク上の振袖が「高級振袖」と呼ばれます。

超高級な振袖は100万円~が相場

高級振袖のなかでもハイクラスな振袖は、100万円以上の価格で販売されています。

同じメーカーで製造されていても、振袖によって価格はピンからキリまでさまざま。

職人が莫大な時間をかけて製作した振袖は価格も高くなり、100~300万円ほどの値段がつけられることも少なくありません。

高級な振袖には帯や小物も品質のよいものをあわせるため、必然的に振袖すべてにかかる料金相場も高くなる傾向にあります。

【高級振袖】購入する際のポイント3つ

高級振袖を購入する際は、どんな点に気をつけるべきなのでしょうか。

絶対に失敗したくない高級振袖の購入については、以下の3点がポイントになります。

【高級振袖を購入する際のポイント】

  1. 下調べをしておく
  2. ネットで買うのは危険
  3. 振袖専門店が1番お得に買える

①下調べをしておく

高級振袖を購入する前には、ネットなどで下調べをしておきましょう。

高級振袖とひと口にいっても、製造メーカーによってさまざまな特徴があります。

メーカーごとのコンセプトや振袖のテイストを把握しておくことで、ピンポイントで振袖を下見できると効率的です。

メーカーごとの参考価格も調べておけば、だいたいの予算設定もしやすいでしょう。

②ネットで買うのは危険

高級振袖を購入するなら、ネット通販はあまりおすすめできません。

洋服やバッグのハイブランド商品と同じく、ネット販売だと偽物が出回っている可能性もあります。

高品質な振袖を確実にゲットするには、やはり実店舗で実物を自分の目で確認して購入するのが間違いのない方法です。

オンラインで購入すると試着ができないのも難点。
長く大切に着たい高級振袖ならば、しっかりと試着をしたうえで自分に似合う一着を選びましょう。

③振袖専門店が1番お得に買える

高級振袖をお得に購入するなら、振袖専門店がもっともおすすめです。

振袖専門店は独自の仕入れルートをもっている場合も多く、同じ振袖でもデパートなどにくらべて安く購入することができます。

気になる高級振袖はお取り寄せも可能なので、一度振袖専門店に問い合わせてみるとよいでしょう。

おすすめの高級振袖コーディネート

新潟十日町のトップメーカー・「吉澤織物」の高級振袖の中から、おすすめの振袖コーディネートを3点紹介します。

吾妻徳穂・本格古典友禅

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

日本舞踊の吾妻流宗家・「吾妻徳穂」の舞台衣装や世界観をテーマに創作された、正統派の名に相応しい格調と気品あふれる本格古典友禅の振袖です。

御所車に色とりどりの花々の柄が豪華な印象の一枚。

紅白の染め分けが美しく、ところどころに施された金駒刺繍が職人の手間暇を感じさせます。

ふりそで美術館・振袖の名品

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

若い女性の第一礼装として、礼を尽くし慶祝の想いを込めた「ふりそで美術館」の高級振袖です。

貝桶と花のモチーフが明るい色使いで描かれた、成人式の振袖にふさわしいフレッシュな印象の一枚。
光沢のある生地に地模様が動くたびにきらめきます。

友禅に刺繍、金彩などの伝統的な技法が込められた振袖です。

田中優子・吉祥の晴れ着

いわゆる「高級振袖」の特徴とは?有名メーカーと料金相場や購入する際のポイントを解説

江戸文化研究の第一人者・田中優子氏監修の振袖です。

淡いピンクが優しい印象の地色に、手毬と花々がかわいらしい色合いで描かれています。

手毬は健やかな成長や幸せを願うシンボルとして古くから親しまれてきた古典柄です。

上品な色合いから、成人式をはじめ結婚式のお呼ばれ、結納の席など、幅広いシーンで長く着用したい雰囲気の一枚です。

まとめ

今回はいわゆる「高級振袖」について、特徴や有名メーカー、購入する際のポイントなどについて解説しました。

大切に着用したい高品質な振袖は、ネットなどより店舗で実物を見ながら選ぶことが重要です。

振袖専門店・花てまりでは独自のルートで振袖の仕入れを行っているため、高級振袖も他店にくらべてお得にお買い求めいただけます。

お取り寄せも可能なので、気になる高級振袖があればぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

実物を試着しながらあなたに似合うとっておきの振袖を見つけましょう。

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